部首が「おんなへん(女)」の漢字

女(おんなへん)は、女部(じょぶ)に属する部首です。康熙字典214部首では38番目に置かれます。女部のうち、「」のように漢字の左側に置かれて細くなったものが女(おんなへん)です。ちなみに、「姿」のように漢字の左側以外に置かれたものは、女(おんな)と呼んで区別します。

女(おんなへん)には、女性の立場や行動・状態、出産や結婚、感情に関わる字が集められています。例えば、「娘(むすめ)」や「姉(あね)」、「婚(結婚のこん)」「妊(妊娠のにん)」、「妬(ねた-む)」「娯(たの-しむ)」といった字があります。

その他にも、女に喜で「嬉(うれ-しい)」、女に眉で「媚(こ-びる)」、女に方で「妨(さまた-げる)」、女に生で「姓(せい・名字のこと)」、女に亭で「婷(うつく-しい)」、女に合で「姶(みめよ-い)」など様々な漢字があります。

ところで、女という部首はありますが、男という部首はありません。と思いきや、実は最古の漢字辞典と言われる『説文解字』には、男という部首が存在するそうです。現代の多くの漢字辞典は、清の時代に作られた『康煕字典』がベースになっていますから、説文解字が書かれた後漢から清までの約1600年の間に、男という部首はすたれていってしまったのでしょう。不思議ですね。

    常用漢字     人名用漢字*     常用外漢字
* 人名用漢字も常用外漢字です