部首が「やまいだれ(疒)」の漢字

疒(やまいだれ)は、疒部(だくぶ)に属する部首です。康熙字典214部首では105番目に置かれます。名称の由来は、病(やまい)の字の、漢字の上部から左下にかけて置かれる部分(たれ)に当たることです。ちなみに、たれに当たる部首の中では、所属する常用漢字が最も多い部首でもあります。

元となっている古代文字は、左部の「爿」がベッド、上部の「亠」が人間を表しており、体調が悪くて寝転がることを示します。

部首としては、病気に関する様々な漢字が集められています。例えば病気全般を表すものとして「病(やまい)」や「疫(えき)」、個別の病名を表すものとして「癌(がん)」や「疹(はしか)」、症状を表すものとして「痛(いた-い)」や「疼(うず-く)」、病気から治ることを表すものとして「癒(い-える)」や「療(いや-す)」などがあります。

この他、疒に積で「癪(かんしゃくのしゃく)」、疒に比で「疵(きず)」、疒に豆で「痘(あと)」、疒に矢で「疾(や-む)」、疒に久で「疚(やま-しい)」など、数多くの字があります。昔から人間は、それだけ様々な病気に苦しめられてきたのでしょうね。

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